日本スポーツ社会学会 学会賞(著書部門) 選考内規

日本スポーツ社会学会 学会賞(著書部門) 選考内規

(目的)
第1条 日本スポーツ社会学会は、スポーツ社会学分野における正会員及び学生会員(会則による)の優れた研究を顕彰かつ奨励することを目的として、「日本スポーツ社会学 会学会賞(著書部門)」(以下「学会賞(著書部門)」という)を設ける。

(対象)
第 2 条 著書部門は、その表彰を隔年とし、その対象は学会大会年度の 9 月 30 日から遡り過去 3 か年の間に正会員及び学生会員により公刊された著書(単著ないし編著)を 対象とする。ただし一度でも過去に審査対象となったものは、候補から除くことと する。
2 会員の資格の有無は、事務局が有する会員情報をもって判定する。
3 会員の資格は、著書の出版時点のものとし、選考・表彰時に至るまで会費の納入がなされている者とする。

(学会賞(著書部門)選考委員会)
第 3 条 学会賞(著書部門)選考委員会(以下「選考委員会」という)の構成、委員選考の
方法は別に定める。

(審査・選考方法)
第4条 選考委員会は、審査・選考対象著書について、正会員からの推薦(自薦・他薦を問わない)を受け付けることができる。
2 推薦者である正会員は、所属機関の異なる 2 名以上の連名により、推薦対象の著書 1 冊を推薦することができる。
3 推薦にあたっては、推薦書に次の項目内容を記入し、推薦する著書 1 冊を添えて選考委員会に提出することとする。
(1) 推薦する賞の呼称
(2) 推薦書の提出期日
(3) 推薦者の名前(2 名以上連記。自筆署名、捺印不要) (4) 推薦代表者の連絡先(所属先及びメールアドレス) (5) 推薦しようとする著書の著者名、及び所属機関
(6) 書名、及びその書誌情報
(7) 推薦理由(1000 字程度)
(8) 書籍の一部をコピーし、メールに添付
4 選考委員会では、推薦に関する文書を審査し、承認したものを審査対象として決定する こととする。
5 審査・選考は、予備審査と本審査とに分けて進めることとする。予備審査としては、推 薦著書を 1 冊につき約 3 名の選考委員が読み、A(評価できる)/B(普通)/C(選考 が困難)をつける。(予備審査においては、一冊に対する審査者の人数は委員会内で調整 できるものとするが、すべての著書に同人数があたることとする)。A/B/C の割合に より、評価の高いもの 5 冊程度までを、本審査に残すこととする。本審査に残った審査 対象著書は、選考委員全員が読み、互いに評価コメントを開陳し、委員会としての総合 的見解をまとめるものとする。その結果として、受賞は若干数とし、該当なしとするこ ともできる。
6 以下の項目にあてはまる著書が含まれる場合については、当該委員はその著書について 評価できない。また、当該著書が本審査に残った場合、選考委員から外れることとする (その場合は、委員会の判断で選考委員の追加をすることができる)。
(1) 選考委員自らが共著者となっている著書。
(2) 選考委員が所属している組織の構成員の執筆した著書(但し、同じ大学等に所属し ていても研究室等が異なり、指導関係等のない場合は除く)、あるいはその組織から 何らかの利益(賞、研究費等)を得ている者の著書。
7 その他、この内規を適用しても選考ができない事態が生じた場合、選考委員会の合議(メ ール審議を含む)により決定する。

(審査の視点)
第5条 審査の視点は、以下の項目とする。すべてを満たしている必要はないが、多くの要素が含まれることが望ましい。
(1) スポーツ社会学の研究として、学問的に質が高いこと。 (2) 研究成果あるいは結論に、学問的発見があること。
(3) 多くの会員に読まれるべき、開かれた成果があること。 (4) 社会に対する問題提起ないし提案を含む研究であること。 (5) 研究の価値が、長期的にも認められると予想できること。

(審査・選考結果の確定)
第 6 条 学会賞(著書部門)選考委員会において審議し、理事会の議を経て総会に報告する。

(授与)
第 7 条 会長は、受賞者に対して賞状及び副賞を授与する。

(改廃)
第 8 条 本内規の改廃は、理事会において決定し、総会に報告する。

附則 本内規は 2022 年 3 月 26 日より施行する。