2024年3月に開催された学会総会での決議により、『スポーツ社会学研究』に掲載された書評とリプライは、論文と同様にPDF化して、J-STAGEに転載されることになりました。この処置は、2024年3月以降に掲載される書評とリプライに適応されるだけでなく、可能な限りバックナンバーにも遡及適応する方向で検討することになっていましたが、その後、編集委員会と電子ジャーナル委員会での議論を踏まえ、理事会で検討した結果、創文企画に発行を委託するようになった2006年(14巻)以降の書評とリプライを電子化することになりました。1993年の創刊から2005年(13巻)まで、本誌は法政大学出版局に発行を委託しておりましたが、初期の書評にはリプライが付いていないものが多かったことと、鮮明な誌面データを入手するのに困難があること等を考慮して、遡及対応の範囲を14巻以降に限定したことについて、ご理解いただければ幸いです。

 この対応に関して、2006年(14巻)以降に掲載された書評とリプライの著者の皆様にお願いがございます。もし本誌にご寄稿いただいた原稿をJ-STAGEに転載されることが承認できない場合は、2025年3月末を締切として、日本スポーツ社会学会事務局へ申し出てもらえませんでしょうか。学会事務局の連絡先(メールアドレス)は、本文章の末尾に記載しております。締切までに申告いただければ、その原稿はJ-STAGEへの転載を取りやめさせていただきます。なお、当然ながら書評とリプライはセットになっておりますので、書評かリプライのどちらかの著者が転載を拒否された場合、両方とも転載されませんので、その点もご理解いただきますよう、お願いいたします。

 今後について、2025年3月末までに書評とリプライの転載の可否についてご連絡がなかった場合は、それ以降、順次J-STAGEへの転載を進めていく予定ですが、ここでの告知だけでは周知が難しいと思いますので、『スポーツ社会学研究』の「編集後記」や学会広報での告知に加え、2025年3月開催の学会総会でも本件についてお知らせする予定です。

 最後に、学会総会で決議があった2024年3月以降に本誌に掲載される書評とリプライは、原則としてJ-STAGEに転載されることになりますが、どちらかの著者から誌面での掲載に限定して欲しい旨の申し出があった場合、J-STAGEへの転載を取りやめることはできますので、その点はどうぞご安心ください。

『スポーツ社会学研究』編集委員長 西山哲郎