29回大会において審査が行われました学生研究奨励賞(発表部門)について、石井克氏が選考されましたのでお知らせいたします。

石井 克氏(北海道大学大学院(博士後期課程))
「障がい者スポーツに関する新聞報道の分析ー用語「アスリート」を例にー」

【受賞理由】
 先行研究から着実に問いを作り上げており、研究の位置付けが明確であった。また、障害者スポーツとアスリートという語の使用に注目した点で独創的であり、分析も手堅くなされていた。さらに、「アスリート」という言葉を用いることで、インクルーシブな意味とともに、エイブリズム(能力主義)や感動ポルノとの親和性をも指摘しており、スポーツ研究のみならず関連領域である障害学にも影響を与える研究であることも高く評価された。
学生研究奨励賞選考委員会
委員長 奥田睦子